2013年04月02日

スティーブン・リーパーさんのこと


 この3月でスティーブン・リーパーさんが広島平和文化センターの理事長を退任されました。

小社刊『想い出のサダコ』(大倉記代著、夜川けんたろう絵)の英語版『Memories of Sadako』の翻訳にあたって監訳者として心をこめて仕事をしてくださったリーパーさんです。感謝の気持ちでいっぱいです。
訳者宮本慶子さんの翻訳をていねいに一字一句を大切に、仕事を進められていた様子を宮本さんからつぶさに聞いていました。

 日本とアメリカの間にあって、核の無い世界を目指した活動を絶えずされていた姿は、多くの人の心を動かしてきたことは確かです。
3月21日の毎日新聞夕刊特集ワイドで紙面いっぱいに大きく取り上げられています。

 『Memories of Sadako』は今ハワイのプナホウ学園の生徒たちにも読まれ始めています。

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プナホウ学園を訪ねて(4)

 ピーターソンひろみさんを中心にプナホウ学園の日本語教師たちの間で教科書作りが始まったのは25年も前のことです。
毎日生徒に接しながら、先生方は何をどのように伝えるのか、どのように考えを深めていったらよいのか、時間をかけて話し合い、試行錯誤をくり返しながら教科書作りを進めていきました。
そしてついに出版の時を向かえました。『Adventures in Japanese』の誕生です。ボストンにある出版社Cheng & Tsui社から全4巻となって出版されました。
現在では日本語教育の教科書としてハワイはもちろんのこと、アメリカ本土でもベストセラーとなっています。
 ピーターソンひろみ先生やなおみ・おおみぞ先生たちの努力の成果は教科書を通してプナホウの生徒たちにも目に見えて現れてきました。
「今まで6年間勉強しても満足に自分の意見も日本語で表現できなかった生徒たちが、しっかり自分を表現できるようになったのです。
「アメリカ本土の大学に進む子がほとんどですが、進学した学校でも第二外国語として日本語を選択し、優秀な成績を収めるようになりました」とピーターソンひろみさんはゆったりとした笑顔で話してくださいました。

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