2013年09月12日

「サダコの鶴」がパールハーバーで永久展示されます。

 9月21日の国際平和デーに、ハワイ・オアフ島のパールハーバーにある国立公園内のアリゾナ記念館ビジターセンターに「サダコの鶴」が永久展示されることになりなりました。
 昨年9月、広島の平和公園内にある原爆の子の像のモデルで、2歳で被爆、12歳で白血病で亡くなった佐々木禎子さんの遺族が、禎子さんが死ぬ直前まで生きることを願って折り続けた折鶴の1羽をアリゾナ記念館に寄贈し、受理されました。
パールハーバーには第二次世界大戦が始まった場所として海上にアリゾナ記念館が作られています。そこに戦争の終結となった原爆の犠牲者禎子さんの折り鶴が入ることによって世界の平和が実現するようにとの願いを込めて寄贈されたものです。
しかし永久展示するための設備に費用がかかるため、すぐには展示されませんでした。そこでハワイの日本文化センター、浄土真宗西本願寺、ハワイ・ヒロシマ姉妹都市委員会の人たちが主になって「サダコ基金」を立ち上げました。
日系アメリカ人を中心に、プナホウ学園のピーターソンひろみ先生ら大勢の人たちが走り回り、寄金は6月までに予算額の5万ドルを超えました。 展示設備は完成し禎子さんが折った小さなツルがいよいよ一般公開されます。
禎子さんのお兄さんの佐々木雅弘さん、甥の佐々木祐滋さんが出席しセレモニーが行なわれます。23日にはプナホウ学園で「サダコ・フォーラム」も開かれます。
サダコの鶴 写真提供・横川節子.jpg(写真はサダコちゃんの折った鶴。ビジターセンターに寄贈されるものとは違います。)
posted by よも出版かまくら at 17:44| Comment(0) | 日記

折り紙に想いを込めて

 9月21日の国際平和デーにサダコの鶴がパールハーバーのアリゾナ記念館ビジターセンターに展示されます。永久展示です。
世界が戦争に向ってほしくない、ヒロシマ・ナガサキの原爆を最後にしてほしい、という願いを込めて、この日セレモニーが行なわれます。
この時、参列者に鶴を折ってもらための折り紙を今回よも出版、「サダコ」・虹基金で持参します。
何人かの方に協力をお願いしたところ、美しい和紙の折り紙をよも出版宛てにたくさん送っていただきました。
ありがとうございます。お一人お一人の心が届くよう、大切に持っていきます。
パールハーバーに入るのはサダコちゃん一人ではない、たくさんの人たちの平和を願う心が一緒にある、ということをハワイの人たちに伝えてきたいと思います。(S)

よもturu0001.JPG
posted by よも出版かまくら at 11:25| Comment(0) | 日記