絵本『想い出のサダコ』(大倉記代著・夜川けんたろう絵 小社刊)が尚美ミュージック・カレッジ声優学科の生徒さんたちによって朗読構成劇として上演されます。今年で4回目です。若者たちの平和への祈りが大倉さんの美しい文章を通して切々と伝わってくる舞台に観客のみんなが泣いた昨年の公演から早や1年、今年もまた滝沢ロコさんの演出で新しい生徒さんたちによって上演されます。
声優学科リーディングライブ室内楽と共に贈る朗読構成劇「想い出のサダコ」
「声優学科リーディングライブ 室内楽と共に贈る朗読構成劇「想い出のサダコ」(原作:よも出版)をスタジオブーカにて開催します。
毎年声優学科で開催している朗読構成劇に、今年は室内楽の演奏が加わりました。オーディションを勝ち抜いた声優学科在学生達が心を込めてお贈りします!」(尚美ミュージックカレッジ専門学校HPより)
絵本『想い出のサダコ』(大倉記代・著/夜川けんたろう・絵 よも出版刊)が尚美ミュージック・カレッジ声優学科の生徒さんたちによって朗読構成劇として上演されます。今年で4回目です。若者たちの平和への祈りが大倉さんの美しい文章を通して切々と伝わってくる舞台に観客のみんなが泣いた昨年の公演から早や1年、今年もまた滝沢ロコさんの演出で新しい生徒さんたちによって上演されます。
…思春期の入り口にいたサダコちゃん。
彼女と広島の日赤病院で3ヶ月間病室を共にした大倉さんは、サダコちゃんの命の輝きをまぶしい思いでみつめていました。
瑞々しい命の成長を、核兵器はいともあっさりと時間差で突然断っってしまったのです。
広島の原爆投下により、2歳で黒い雨(放射性降下物・フォールアウト)に打たれた幼いサダコちゃん。
奇跡的に爆風による外傷はありませんでした。
その後、健康的に過ごしリレーの選手をするなど男勝りの健康優良児であったサダコちゃんは、10年後に突然体調を崩し、原爆病と認定され、白血病と闘うことになりました。そして治癒する事を願い信じて折り鶴を折り続けました。
同じ病室に闘病していた大倉さんも祈る思いで彼女のために鶴を共におり続けたそうです、
しかし、その甲斐なく、サダコちゃんは思春期を前にした、人生の輝きの一歩手前で命を絶たれてしまったのです。
大倉さんは同じ被爆者として衝撃をもってサダコちゃんの死を受けとめ、以来生涯を通して反核の運動を静かに力強く続けてこられました。
そして亡くなる直前に書き上げられたのが『想い出のサダコ』です。
発売当時、毎日新聞に大きく取り上げられ評判を呼びました。
SHOBI声優学科のリーディング・ライブで甦るサダコちゃんと大倉記代さんにぜひ会いにお出かけ下さい。
日時:2014年6月22日(日)開場16:00 / 開演16:30 入場無料(全席自由)
会場:尚美ミュージック・カレッジ スタジオ・ブーカ