2012年08月13日

8月9日長崎にて

IMAG0052-1.JPG9日朝、熊本県玉名郡の長州港からフェリーで長崎に向った。

すべるように進む船の前方にやがて雲仙岳が姿を現す。白い  雨模様の空のもと有明海は静かだった。
雲の帯をした幻想的な山並みは、21年前に普賢岳の大火砕流に
よる惨事があったことが信じられないほど悠々としていた。

 長崎県を訪れるのは2度目である。7年前は、『ナガサキの郵便
配達』を出版し、物語の主人公である谷口すみ輝さんや核廃絶の
運動を続けている高校生に本を届けるためだった。今回はただ
この日に被爆地に立ち、平和記念像の前で祈るためだけだった。
80歳を超えられた谷口さんは、トルーマン大統領の孫ダニエルさ
んに会われたり、核廃絶に命をかけたご活躍ぶりは相変わら
ずで、今も地方紙に大きく取り上げられており、多忙をきわめて
いらした。

 平和公園で各国から贈られた平和を願うさまざまな像を一つ
一つ眺め、世界のすべての国が平和になるように、すべての
国がオリンピックで会い、仲良く汗をかける日がくるように
と祈った。

 被爆者の店の本のコーナーには、『ナガサキの郵便配達』がきち
んと置かれていた。多くの人に読み継がれている本を出版できた
喜びを感じた瞬間だった。 (S)
posted by よも出版かまくら at 09:33| Comment(0) | 日記
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